大人の矯正治療
成人矯正は、すべての歯が永久歯に生え変わった以降に行う矯正治療です。
上顎前突(出っ歯)、下顎前突(受け口)、叢生(乱ぐい歯)や八重歯、開咬、過蓋咬合など、さまざまな症例に対応し、患者様一人ひとりに適した矯正治療プランをご提案します。
「矯正治療は子どもが行うもの」と考えられがちですが、成人やご高齢の方でも矯正治療を受けることが可能です。ただし、矯正治療を成功させるためには、口腔内の健康状態を良好に保つことが大切です。歯と歯ぐきの状態が健康であることが前提となるため、気になる方は早めにご相談いただくことをおすすめします。
当院では、患者様の年齢や生活スタイルに配慮しながら、適切な治療法を丁寧にご案内します。歯並びや噛み合わせにお悩みの方は、ぜひ一度お問い合わせください。
ワイヤー矯正
当院では目立ちにくい矯正装置を全ての症例で使用
当院では、すべての患者様に目立ちにくい白いセラミックブラケットとホワイトワイヤーを使用した矯正治療を提供しています。通常であれば審美性の高いブラケットやワイヤーを使用する際には追加料金が発生することがほとんどですが、当院はブラケットやワイヤーの種類による追加料金は一切なく、全ての患者様に高い審美性を持つ矯正治療をお受けいただけます。大人向けの矯正治療でも、目立ちにくい装置を使用することで、治療中も周囲に気づかれにくく、安心して治療を受けていただけます。
矯正治療に対して「装置が目立つのが気になる」「矯正していることを周りに知られたくない」といった理由で治療に踏み切れない方もいらっしゃるかもしれません。しかし、当院ではセラミックブラケットとホワイトワイヤーを使用した治療を基本としており、目立たない矯正治療を実施しています。歯並びやかみ合わせによって治療方針が異なり、歯を抜く場合と抜かない場合がありますが、どちらの場合でも高い審美性を保ちながら、1ヶ月に約1mmのペースで歯を動かします。治療期間は平均して3年前後となります。
私たちは「目立ちにくい矯正治療」をコンセプトに、患者様に快適な治療を行っていただけるようサポートしますので、ぜひご相談ください。
目立ちにくいワイヤー矯正とは
近年、矯正治療の方法は大きく進化し、透明なカスタムメイド型マウスピース(インビザライン・薬機法対象外)や、歯の裏側に装着する矯正装置など、選択肢が広がっています。
さらに、表側矯正でも目立ちにくい装置が登場し、矯正治療の審美性は大きく向上しました。
表側矯正は症例数が圧倒的に多く、仕上がりの良い治療を幅広い方に提供できます。また、カスタムメイド型マウスピース矯正(インビザライン・薬機法対象外)や舌側矯正(裏側矯正)と比べて、コストパフォーマンスが高く、経済的な負担を抑えることができます。
さらに、表側矯正は比較的弱い力で矯正が可能で、治療期間も相対的に短く済むため、歯への負担も軽減されます。
当院の「目立ちにくい矯正」の考え
歯の矯正といえば、「銀色の矯正装置が目立つ」というイメージを持たれることが多いかもしれません。実際、矯正治療を考えているものの、その装置が目立つことが気になり、一歩を踏み出せないという方も少なくないでしょう。
しかし、現在の矯正治療では、周囲に矯正をしていることが気づかれにくく、目立たない方法で治療を進めることが可能です。
当院では、「矯正をしているのが気づかれたくない」「目立ちにくい矯正をしたい」という患者様に、目立たない矯正治療を提供しています。患者様が笑顔で快適に治療を受けられるよう、最適な治療法をご提案させていただきます。ライフスタイルや環境に合わせた治療を行いますので、どうぞお気軽にご相談ください。
目立ちにくいワイヤー矯正治療
矯正治療は、歯に力をかけて少しずつ正しい位置に移動させ、歯並びを整える治療です。一般的には、ブラケットと呼ばれる装置を歯の表面に装着し、ワイヤーで引っ張る力を使って歯を動かします。かつては銀色のブラケットやワイヤーが一般的だったため、矯正装置が目立つというイメージがついていました。
欧米では矯正が一般的な文化であり、矯正装置が目立っても違和感はなく、金属製のブラケットやワイヤーが普通に使用されています。しかし、日本やアジア諸国では矯正がまだ一般的ではなく、目立ちにくい矯正装置が好まれる傾向があります。
そのニーズに応えるため、まず白いセラミックブラケットが登場しました。従来の銀色から歯と同じ白色になり、装置が目立ちにくくなりました。次に登場したのは、銀色のワイヤーに白いコーティングを施したワイヤーで、これによりさらに目立たない矯正が可能となりました。
当院では「目立ちにくい矯正治療」を治療方針としており、白いセラミックブラケットとホワイトワイヤーを使用した治療を基本としております。追加料金なしでセラミックブラケットやホワイトワイヤーをご利用いただけるため、目立つ矯正装置が気になる方、お仕事の関係で目立つ装置を避けたい方、周囲に矯正治療をしている人がいないため気になる方など、様々な患者様に気兼ねなく矯正治療を受けていただけます。
セラミックブラケットのメリット
- 歯の色に近く、目立ちにくい
- 矯正装置に汚れが付きにくく、変色や着色も起こりにくい
- ほとんどの歯列矯正に対応
- 金属を使用していないため、金属アレルギーの方も安心して治療を受けられる
カスタムメイド型マウスピース矯正装置(インビザライン・薬機法対象外)
カスタムメイド型マウスピース矯正装置(インビザライン・薬機法対象外)とは

また、アライナーは非常に薄く、突起物がほぼないため、口の中の粘膜を傷つけにくく、ワイヤー矯正より口内炎が出来にくいです。かなり弱い力でジワジワと力をかけるため、従来の矯正方法と比較して痛みが少ないのも特徴です。 治療期間中は、アライナーを段階的に交換することで、歯をゆっくりと動かしていきます。患者様は毎日のお手入れや食事時にアライナーを取り外すことになりますが、1日20時間以上の装着が必要であり、自己管理が大切となります。
※カスタムメイド型マウスピース矯正装置(インビザライン・薬機法対象外)は完成物薬機法対象外の矯正歯科装置であり、医薬品副作用被害救済制度の対象外となる場合があります。
※カスタムメイド型マウスピース矯正装置(インビザライン・薬機法対象外)は、保険が適用されないため、自費診療となります。
カスタムメイド型マウスピース矯正装置(インビザライン・薬機法対象外)のメリット
- 透明で薄く目立ちにくいため矯正していると気づかれにくい
- 患者様ご自身での取り外しが可能
- 普段通り食事や歯磨きが出来る
- 金属をほぼ使っていないため、金属アレルギーの方も安心
- 緊急の受診が必要になるなどのトラブルが起こりにくい
- 適応できないケースもある
- 装着する時間など、患者様ご自身による自己管理が必要不可欠
舌側矯正(裏側矯正)
舌側矯正(裏側矯正)とは
舌側矯正(裏側矯正)は、歯の裏側に装置を装着して行う矯正治療です。この方法は最も目立ちにくい矯正法であり、見た目が気になる方や、人前に出るお仕事をされている方で目立つ矯正装置を避けたい方に特におすすめです。
また、歯の裏側はむし歯になりにくく、むし歯リスクを軽減することにもつながります。
「矯正していることを周りに知られたくない」「目立ちにくい装置を使いたい」といった方には、舌側矯正(裏側矯正)がおすすめです。ご不明点やご質問があれば、お気軽にご相談ください。
舌側矯正(裏側矯正)をおすすめしたい方
- 矯正装置はしたいが、装置が目立つのは嫌だという方
- 人前に出るお仕事など、矯正装置が目立つのはNGという方
- 就活、婚活などで装置が目立つと困るという方
- 結婚式、成人式、入学式、卒業式などで目立つ矯正装置をつけている写真が残るのが嫌という方
舌側矯正(裏側矯正)はオーダーメイドで装置を作製します
舌側矯正(裏側矯正)では患者様の歯型を採取し、1本1本の歯の形に合わせた矯正装置をオーダーメイドで作製します。更に、半透明の樹脂で歯型に合わせた個歯トレーを作製して、1本ずつ正確に装置を装着し、樹脂部分を取り除いています。
外部技工所に装置を発注しており、装置代の分だけ矯正料金が高額になります。
舌側矯正(裏側矯正)のメリット・デメリット
メリット
- 目立ちにくいため、周りの目を気にせずに歯並びを整えることができる
- 歯の裏側は唾液にさらされているため、むし歯になりにくく、矯正中のむし歯リスクを軽減
- 食事中に食べかすが詰まりにくく、目立つことがない
- 矯正装置が裏側にあるため、見た目が気になる方に適している
デメリット
- 舌側矯正(裏側矯正)は表側矯正に比較して歯の動きがゆっくりなので、治療期間が長くなる
- 装置がオーダーメイドなので、治療費用も高くなる傾向がある
- 装置が歯の裏側に装着されるため、日々の歯磨きやケアをより丁寧に行う必要がある
舌側矯正(裏側矯正)の種類
フルリンガル(舌側矯正)
上下両方の歯の裏側に矯正装置を装着する方法です。下の歯の裏側に装置を装着するため、会話がしにくい場合もありますが、目立ちにくいため、見た目を優先したい方に向いています。
ハーフリンガル(裏表矯正)
- 上の歯は裏側に矯正装置を装着し、下の歯は表側に装置を装着する方法です。下の歯に装置を付ける部分は白いワイヤーを使用するため、目立ちにくくなります。ハーフリンガルはフルリンガルに比べて、費用を抑え、治療期間を短縮することができます。
部分矯正
部分矯正とは
部分矯正は、歯並び全体を矯正するのではなく、気になる部分の数本だけを整える治療方法です。前歯の場合、第一小臼歯から反対側の第一小臼歯までの8本を治療可能で、治療期間は約1年程度と短期間で済みます。治療後は保定期間をしっかり設け、歯が元に戻らないようにします。
通常の矯正治療に比べて費用を大幅に抑えることができる部分矯正は、「部分的に歯並びが気になるけど、本格的な矯正はちょっと…」という方におすすめです。
ただし、部分矯正は全ての方に適用できるわけではありません。歯並びの状態によっては部分矯正が不可能な場合があります。また、部分矯正は見た目を整えることはできますが、かみ合わせの改善には限界があり、その場合健康に影響が出ることもあります。当院では、患者様一人ひとりに合わせた診断を行い、部分矯正が可能かどうかを判断します。
治療前に、メリット・デメリットについて詳しくご説明し、ご理解いただいた上で治療を進めます。気になることがあれば、まずはお気軽にご相談ください。
部分矯正は、前歯や奥歯にブラケットを装着し、短期間で歯並びを整える治療法です。見た目の改善だけでなく、清掃性も重視されます。
結婚式や成人式など、大きなイベントを控えている方にもおすすめです。
部分矯正をおすすめしたい方
- 前歯の間に隙間がある(いわゆるすきっ歯)
- 軽く八重歯が出ている
- 前歯や横の歯が少しデコボコしている
- 1~2本だけかみ合わせが逆になっている
- 矯正治療をした後で後戻りしてしまった
- 一部の歯だけを短期間で改善したい
- 大切なイベントや行事を控えている
部分矯正のメリット・デメリット
矯正では歯を動かすため、固定源となる歯を利用しますが、部分矯正では矯正装置を付けるのは数本の歯のみのため固定源が少なく、本格的な矯正に比べると難易度が高くなるケースがあります。
メリット
- 本格矯正比較して治療期間が短い
- 装置の数が少なく、治療費用を抑えることができる
- 本格矯正よりも痛みや不快感を軽減できる
- 舌側矯正(裏側矯正)や目立ちにくい矯正装置が使用できるケースもある
- 被せ物などを使う審美治療と比べ、歯を削る量を抑えられる
デメリット
- 奥歯のかみ合わせにずれがある場合、部分矯正ではちゃんと治らない
- 出っ歯や開咬など、一部の歯並びでは部分矯正ができないことがある
- 本格矯正に比べて、歯並びやかみ合わせの仕上がりが劣る場合がある
- 歯と歯の間を削る必要がある場合がある
- これらのデメリットを理解した上でないと治療を進められない
部分矯正の無料相談
すきっ歯(前歯の間に隙間がある)や下の前歯のデコボコなど、歯並びの一部分に問題がある場合に行うのが部分矯正です。数本の歯にブラケットを装着し、比較的短期間で歯並びを整えることができます。見た目の改善だけでなく、歯のお手入れもしやすくなります。
より早く歯を動かすために、歯を削る必要がある場合もあります。
結婚式、成人式、入学式、卒業式、就職活動、婚活など、大切なイベントを控えている方で、一部だけ歯並びが気になる場合には部分矯正が適しています。まずはお気軽に矯正相談にお越しください。