医院名:マロニエ矯正歯科クリニック 
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矯正コラム

2017.05.07

こどもの矯正はいつから?

いつから矯正を始めたらいいの?というのは、

お子様の歯並びを気にされる親御さんは皆思っていらっしゃる点だと思います。

「すべて永久歯になるまで待ちましょう」

「永久歯の前歯が生えたらやろう」

「なるべく早くから歯並びは治しましょう!」

など、歯医者さんに聞いてみたり、ネットで調べたりすると色々な意見があるため、

何を信じていいのかわからない!となっていませんか?

どうしてこんなに意見が分かれてしまうのでしょうか。

それは、矯正治療というものの考え方が違うからなんです。

一般的に、こどもの矯正治療は早期矯正治療や一期治療とも呼ばれます。

良くない癖を治しながら、骨格的に良好な土台を整えます。

そして、大人の矯正治療が本格矯正治療や二期治療と呼ばれます。

骨の位置は定着しているため、歯を動かしてキレイな歯並びにします。

こどもの治療は大人の治療の前準備であり、大人の治療ありきで考えられているのです。

いずれ大人の矯正治療をやるんだったら、

こどもの矯正治療なんていらないんじゃないの?

いたずらに治療期間を延ばしてしまうだけで親も子供も大変になる。

と考えているのが、「すべて永久歯になるまで待ちましょう」派の人です。

確かに一理ありますね。

アメリカなどは合理的な国なので、この考え方が強かったりします。

最小限の期間で最大の効果を。

小学生まではなにもやらずに、中学生から大人の矯正治療をスタートする。

では、本当にこどもの矯正治療は無意味なのでしょうか。

大人の治療だけでいい、というのは白人・黒人などの

長頭系の人種には当てはまるかもしれませんが、

短頭系の黄色人種にはいささか不向きかも知れません。

というのも、日本人の歯並びの特徴は叢生(でこぼこ)が多いのです。

そして、大人の矯正治療のみだと多くは歯を抜く矯正治療になってしまうのです。

顎の幅が狭く、歯が並びきらないのででこぼこ歯並びになってしまう。

ただ、こどもの矯正治療の期間から顎の幅を広くすることが出来るため、

歯を抜かずにキレイにする可能性が高まります。

将来的に歯を抜かないで治せたら治そうというのが、

「永久歯の前歯が生えたらやろう」派の人の考え方です。

確実に歯を抜かないで済む、というわけではありませんが確率は上がります。

また、下顎が小さくて出っ歯になっていたり、前歯が反対になっている咬み合わせも、

こどもの矯正治療で骨を治してあげることで改善出来ます。

それにより、大人の矯正治療がやりやすくなったり、よりよい治療結果に繋がるのです。

しかし、こどもの矯正治療+大人の矯正治療の期間がかかるため、

治療が長期化するのが難点です。

欧州では早期矯正治療を行うのが主流であったりします。

歯並びが悪くなるのは、幼少期からの口の周りの癖が原因であり、

そこを正せば歯並びが良くなる!というのが

「なるべく早くから歯並びを治しましょう!」派の人の考え方です。

極派の先生は0才児からアプローチすべきだなんて言っていますね。

日本は米国と欧州の矯正がミックスされているので

色々な意見が溢れているわけですね。

早期矯正治療の意義については論文の出しあいが続き、

未だに結論が出てない状態です。

ですので、結局のところ担当する矯正歯科医師の

考え方に依存することになってしまいますね。

なので、大事なのは矯正歯科医師選びです。

話を聞いて、一番納得がいく先生のところで矯正治療をするのが良いでしょう。

当院では、早期矯正治療は大切であると考えています。

また、治療を始める時期はなるべく早いほうがいいとも考えています。

さすがに0才からではありませんが。

実は、歯並びによって最適なタイミングが違うのです。

簡単に言うと、反対咬合や開咬・重度の叢生は早ければ早いほど。

上顎前突や過蓋咬合・軽度の叢生は10才くらいからでも間に合います。

お子様によって歯並びは様々です。

お子様によって治療を始める時期が異なります。

ですから、「相談」はなるべく早めが良いのです。

お子様のお口の中を診て、

お顔立ちを診て、

さらにレントゲン写真で永久歯の状態を確認して、

お子様が矯正治療を始めるのに最適な時期を相談します。

今すぐやった方が良いお子様もいれば、

少し待ってからやった方が良いお子様もいます。

気になったらまず相談へ。

当院は、プレミアム矯正という

「子供のうちに治しきる」早期矯正プランもございます。

気づいた時が、相談の時。